道の駅 南魚沼
南魚沼市の旧塩沢町に2012年にオープンした道の駅。元々、塩沢町に合併した旧石打村の村長であった今泉隆平氏の今泉博物館があったところへ、併設した道の駅。米どころの新潟県でも、最も高級な魚沼米の産地だが、直売所となると米だけでは成り立たない。ところが南魚沼の中でも最も野菜の生産が少ないこの地区でいったい大丈夫だろうか…と、オープン前から勝手に心配していた。その後、何回か魚沼に行く機会はあったけど、今回初めて道の駅に行くことができた。
すごい量の鷹の爪。これが花の売り場にある。「お花として飾った後は、お漬物の友に」という手書きのポップがいい。つまりそういうこと。
夏野菜が終わって、これから秋野菜という葉境期にあってこれだけのものが。越後名物の「かきのもと」「かぐらなんばん」。ズイキにワサビ菜、ダイコン菜。
スティックセニョールにスイオウ(サツマイモの茎)。
ミョウガ。
カボチャもいっぱい。品種による違いをちゃんと説明しているポップが重要。
魚沼といえばキノコ。雪国まいたけだけじゃない。こんな原木ナメコや原木ヒラタケはスーパーではなかなか手に入らない。
ドライトマトはもっと増えればいいのにと思うのだけど、まだまだ置いている直売所は少ない。
ピクルス液「つくるす」。野菜をたくさん買ってもらいたいけど、生で食べきれる分は限られている。これがあれば「ピクルスつくってみようかしら、その分も買って行きましょう」となる。そういうハードルを下げてくれる加工品。こういうのを上手く表現する言葉があるといいんだけど。
アウトレット菓子。新潟県の直売所はどこに行っても一袋500g入りのカキの種を売っている。
どこの直売所にも手作り感溢れるクラフト品が置いてあるものだけど、ここにはバードコールが。なかなか手がこんでいる。
魚沼といえば、外せないのがおにぎり。奥にあるおにぎりは1個280円!という強気の値段。帰りの車の中で食べたけど、価格に見合うだけの味。お立ち寄りの際にはぜひ食べて欲しい。
勝手に心配していたが、素晴らしい品ぞろえで魅力たっぷりの直売所だった。スキー客相手に民宿経営している農家も多い地域なので、商売のセンスもあるのかもしれない。品物だけでなく、売り方も上手い。