産直放浪記

全国各地の直売所で見たものたち

紫波マルシェ

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 PPPの成功事例として注目を集める官民複合施設「オガール紫波」内に入っている直売所。立地上は地元の利用が多いだろう。中も農産物だけでなく肉や魚もあってスーパーマーケットのような雰囲気。でも、農産物は農家の工夫、そしてあの紫波町図書館が隣にあるだけのことあって売り場の工夫もおもしろい。

「オガール紫波」については『町の未来をこの手でつくる 紫波町オガールプロジェクト』などで詳しく紹介されているが、その中で図書館と同じ棟に入っているのが、この産直施設「紫波マルシェ」。

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図書館と同じ施設に入っているだけあって、例えばリンゴを売っているところにはシードルの作り方の本を紹介。興味を持った人は隣の図書館で借りていけばいいというわけだ。

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4月とはいえまたまだ寒い岩手、でも岩手には漬物がある!農家のかあちゃんたちが作った漬物の数々。

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食用菊というと山形のイメージがつよいけど、岩手にもある。こんな見事な食用菊は東京では売ってない。

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乾燥野菜も充実。やっぱり寒い東北ならではの保存の知恵。ここにもレシピ本が紹介されている。乾燥野菜って、切り干し大根くらいしか知らない、食べ方がわからないという人のために、乾燥野菜の本の紹介も欲しいところ。

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切り干し大根のラベルが「ほしでご」ってのもまたいい。

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岩手のスイーツといえば、がんづき!

写真はプレーンだけど、リンゴ、カボチャ、みそ、モロヘイヤ入りもあるらしい。残念ながら今日は売ってなかった。

 

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岩手なのになぜかニューヨークスタイルのベーグル。でも、南部小麦使用!

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ゆで卵の出汁醤油漬。煮卵と言わないとこがまた。

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一番驚いたのが、これ。

パッと見はなんだか気持ちわるいけど、ちくわの穴にサラミを入れたもの。これはいい酒肴になりそうだけど、血圧があがりそうだ。岩手では一般的なおつまみなのだろうか。割と観光客向けというより、生活者向けの産直。それだけに、おもしろいものがたくさんある。

 

オガールプロジェクトや図書館だけでなく、直売所もますます気になる紫波町

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